
ヒップホップ♪
この映画を見てヒップホップは小さい頃からやらなければ駄目何だと思いました。だから僕はこの映画みた2002年の小4からラップを始めたました。今は高1でラップ歴6年です。エミネム最高!

スティーブ・マックイーン以来のかっこよさ
俺はもうオッサンの歳だが、この映画を観た時の印象は、
子供の時、TVでスティーブ・マックイーン「大脱走」を観た時以来のかっこよさだ。
シンプル。
Tシャツとチノパンが最も似合う男だ。
「タクシードライバー」のロバート・デ・ニーロにも匹敵する。
この曲は最も美しく全然飽きがこない。
まるで「ディア・ハンター」のように美しく力強く心地よい。

何も持っていないからこそ闘う。
なんとも当たり前のストーリー。
EMINEMをEMINEM流のかっこいいヒーローに仕立てたらこうなりましたという感じの、チープなストーリーだと思う。
主人公の厳しい境遇も、その中で仲間や妹を大事にしたり、というところも思わせぶりで、とてもじゃないがセンスがいいとは言えない。
しかも作り手もそれを全然わかってなくて、こんな程度の話でも単純に本気で、「かっこいい」、「感動する」、「希望が持てる」とか思いながら作っちゃってるような雰囲気が伝わってくる。
主題歌のLOOSEYOURESELFも(これすごくかっこよくて好きなんだけど)、歌詞を見るとやっぱりそんな感じ。
ラップ自体は切れ味鋭くて、特にラップ好きじゃない人も惹き付ける力を十分に持っているとは思うけど、歌われている内容は「タフな状況でもがんばれば道は開ける」的な少々子供じみたメッセージで、これが果たして深く心に響くかというと、ちょっと厳しい。
それでも、この映画には、そういうチープな点を全部ひっくり返すような真実が入っている気がする。
そう感じたのは、最後のバトルの場面。
ジミーがそれまでと打って変わって自分を攻撃しまくる。
自分の惨めな境遇を、自嘲気味に次から次に並べ立ててなじる。
俺も周りの奴もさんざんな目にあって、どうにもならない連中ばかり、どうだ笑ってみろよ、てな感じで。
それに対して、実は高級住宅地に住む、いいとこの坊ちゃんであるバトル相手は、結局一言も発することができずに、バトルは終わる。
ラップというのは、元々こういう音楽なんじゃないのか。
元々楽器の買えない貧乏な黒人が、楽器なしで音楽をやろうとして始めた音楽がラップだ、みたいなことを昔ラジオで聞いたのを思い出した。
それがホントかどうかは知らないが、何も持たないからこそ強い、そういう種類の強さがあるというのが、この場面を見ると確かにわかる気がする。
人間は、何も持ってないということすらも、強さに変えることができる。
そういう事実を描くのにラップはこの上ない武器で、そこを見事に撃ち抜いたという点でいうなら、これ以上痛快な作品はないと思う。

買いかもしれませんが・・・。
老人の繰言と取られるかもしれませんが、ラップというジャンルはドクター・ドレーの登場を以ってその進化をある意味終わらせたのではないでしょうか。今いわゆるオールド・スクールと呼ばれる人たちが登場してきた70年代後半、その安直とも思える手法に、「これが許されるのか」的な快哉を叫び、アフリカ・バンバータからランDMC、PE、トゥ・パックといったエポック・メイキング的なアーティストの登場とジャンルとしての成熟。そして、20数年前にNWAから独立したアイス・キューブ、ドクター・ドレーといった流れで見た時、音楽的にも手法的にもドクター・ドレー以降の人たちは正直焼き直しに聞こえてしまいます。この「8マイル」にしても、物語を起動させる原動力としてのラップが見せ所なのでしょうが、エミネムの抱える、生育の過程で背負わされたキズとかそういったものに興味や予備知識がなければ、単純なビンドゥングス・ロマンであり、それ以上でも以下でもない作品のように思いました。個人的にはとても退屈でした。

好きですこれ
ストーリーは予想できる展開だけど、それはスターの半自伝映画だから下から上は当たり前。むしろ完璧な自伝映画だったらもっと面白いんじゃないかなぁと思いました。で、ストーリー以外にも劇中の挿入歌とか好きな曲ばかりでたまらなかったですね。確か95年が舞台だったと思うけど、その時代の名曲がたっぷりと。バトルのトラックが特に良い!エミネムもO.C.好きだったのか〜と。ちなみにバトルのライムはクレイグGが書いたらしいです。さすが!MCBREEDとか俺よく聴いたなぁ(笑)あの時代のHIPHOPが好きな方達はよりいっそう楽しめると思います。その点をふまえた上で挿入歌はストーリーをかなりアシストしてると思いました。