
NO.85「れ」のつく元気になった邦画
<元気コメント>
毎日が戦争の中で生きた者しか本当のことはわからないかもしれない。
過酷な運命に委ねられながらも、日々を懸命に生きようとする姿に励まされます。

予備知識を持ってから見ると良い
初めて見たのは公開された年に映画館で見た。その時の印象は学校で教えられた事以上の知識を持っていなかったので、太平洋戦争は日本の負け戦だった事の再確認でしかなかった。その後いろいろな本を読んで行くにつれ見てみたいシーン等も有り、時々レンタルで見たりしていたのですが、関係する本で情報を仕入れてから見るとまた違った側面が見えてきます。
ぜひDVDの後に関連する図書を読んでみてほしいです。
それにしても毎回泣かされるのが瑞鶴の格納庫内での整備班と搭乗員とのシーンです。ここだけは身構えていてもウルウルしてしまいます。

東宝海戦映画の総決算。
小学校の時に映画で涙した映画。戦後生まれの演じる最近の戦争映画が薄っぺらく感じられるのは私だけだろうか。本作品は監督、脚本を旧海軍出身者がつとめ、丹波哲郎、鶴田浩二など軍に籍を置いた往年のスター俳優がいぶし銀の演技をしているが言葉つかいや敬礼など細かい演技に本物がにじみ出ていると思う。技術面で惜しむらくは版権の関係で真珠湾のシーンがDVDでは『トラトラトラ』から『太平洋の嵐』に差し替えられている(つまり本作の20年前の使い回し)と、いささか史実に反する(南太平洋海戦の隼鷹と角田中将の活躍が無視されている。レイテ海戦で栗田中将を悪者にしすぎている。)点不満はあるが東宝海軍映画の最高峰として後世に残したい作品。壮絶な体験と鎮魂の思いを語る松林監督のコメンタリーも是非聴いて頂きたいと思う。

一見の価値有りです
試写会で慎二役の金田賢一氏と御話ししました。私の祖父が元海軍大尉で呉勤務の際、建造中だった大和を見て『東京が浮いている』と思った事、近所に大和の生存乗員がいて色々話をしてくれた事を話ました。金田氏のとても真剣な表情を今でも覚えています。この作品はやはり実際の戦争経験、軍経験者が多数いるので台詞や敬礼一つにもにリアリティがあります。『男たちの〜』も悪くはないですが、ラストで元海軍特別少年兵役のN氏の敬礼が残念だったり…。これを見て戦争賛美と言う人は一体どこ見てるのか?と思います。是非見て欲しい作品です。

東宝8.15シリーズの総決算
素直に鑑賞して欲しい作品だと思います。内容の素晴らしさについては他のレビュアーの方々が評価されている通りです。「男たちの大和」と合わせて見ると理解が深まるかなとも思います。個人的意見ですが伊藤長官はやはり渡哲也より鶴田浩二がハマり役です。