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サムソンとデリラ [DVD]

サムソンとデリラ [DVD]
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発売日:2006-12-14
ランキング:14694
おすすめ度:4.5 | レビュー数:3
おすすめ度:5この映画から西洋史学科へ
初めてこの映画を見たことから私は大学の専攻を西洋史学科にきめた。若気の至りかとも思うが、なによりも聖書から取ったとはいえ、世界史的な魅力と華麗さにはまって世界史に興味を持ったのである。 ビクターマチュアの端正な容貌と大柄な肉体が印象的で、へデイラマーの前半野性的な女から後半の女性的美貌への変化。Jサンダースの甘い英語。セットながら中東の古代的風景。そして旧約時代から現代に至るぺリシテ人とユダヤ人の確執を思わせる。なにより二人の恋愛と聖書の世界のみごとな関連付けに感動した。 今見ても、最初のライオンと取っ組む場面やラストの神殿の柱を倒す場面は息を飲む.CG合成のできない頃だけになお不思議だ。「十戒」の紅海が割れるシーンより、こちらがずっといいと思う。 というようなことで史学科を出たが、10年位以前のある時、高校に頼まれて2年生に「「郷土史と世界史」という講義をした際、この映画で西洋史学科に入ったと話したら、かなり受けた。 なお廉価版はやや色が落ちるが、気にするほどではない。
おすすめ度:4いまなお新鮮です
まわりのひとに聞いてみると、サムソンとデリラの物語はあまり知られていないようです。これは値段は安いし、おもしろいので、おすすめしたい。デリラの悪女振りは水際立っています。ただ、興味本位におもしろいで終わらせるのでなく、旧約聖書をもっと知ったほうがよいと、おもいますが。 特撮はいまでも充分に通用します。それよりも、1949年によくぞこれだけのものを作ったものよと、おどろきます。その頃は、わたしたち日本人は太平洋戦争に負けて、毎日の食べ物にも事欠く生活でした。
おすすめ度:5今見ても面白い。
原作は旧約聖書の中の物語。 旧約聖書はユダヤ教徒にとっては聖典だが、宗教抜きに読めばギリシャ神話や古事記、ギルガメッシュ抒情詩のように大変面白い神話がたくさん入っています。 その中でも破天荒な活躍で大人気のヒーロー物語がサムソンの伝説です。 どうも聖書の話というと一歩引いてしまう感じもするが、「十戒」にしても、「サムソンとデリラ」にしても、抹香くささはまったくなく、三国志やギリシャ神話ものファンタジー映画のような「古代英雄もの」の娯楽作なので、クリスチャンやユダヤ教徒でないほうが純粋にファンタジーとして楽しめる。 日本人には向いている映画かも。 原作では、この話とはだいぶ違います。 当時ペリシテ人が支配民族、植民地の民族であったダン族の男サムソンは、生まれたときより神から不思議な力をもらっていて、髪の毛が伸びてさえいれば天下無双の豪傑。 (髪の毛が魔法の力の源泉なのです。) 素手でライオンを殴り殺し、婚礼の邪魔をしたペリシテの兵士30人を素手で打ち殺し、その後、ペリシテ軍1000人をたった一人で壊滅、しかし、妖艶な美女デリラに髪の毛の秘密を知られて捕縛、目をくりぬかれるが、毛も生えた所でパワー復活!!神殿の柱をぶち壊し、3000人のペリシテ軍を道連れに壮絶な最期を遂げる・・・という、三国志の豪傑もかくや・・といえるなんともハチャメチャ野郎。 原典では性格的にも無茶苦茶な人物ですが、セシル・B・デミルはこのストーリーを実に素晴らしいヒーロー映画に仕立て上げた。 ダン族のサムソンは、黒髪の自分の部族と違い金髪のペリシテ人の娘セマダルに惚れていた。 セマダルも憎からず思っている様子。 しかし、セマダルの妹のデリラもまたサムソンに一目ぼれ。 しかし、セマダルはアルトア長官の婚約者で、どちらかといえば地位も名誉もあるアルトアにも気がある。 サムソンはあるとき素手でライオンを倒し、ペリシテの国王も驚嘆し、セマダルを妻にすることを認められる。 婚礼の日、サムソンはペリシテの兵士30人と賭けをしたが、なんとに新婦のセマダルに裏切られ、負けてしまう。 実はそれはサムソンに惚れていたデリラの巧妙な策略だった。 デリラはサムソンを愛していることを告げるが、セマダルに惚れている上、そのような汚い策略まで使ったデリラには嫌悪感を抱き、拒絶する。 アルトアは汚い手を使ってセマダルを手に入れようとし、サムソンを殺そうとするがサムソンはこれを返り討ちにする。 30人の兵士と大立ち回りをするが、逆上した兵士によってセマダルとその父親は殺されてしまう。 ドラマはその後、サムソンへの愛憎ゆえにサムソンを陥れようとするデリラと、彼女に操られるペリシテ軍とサムソンの壮大な戦いが描かれる。 デリラはとんでもない悪女で悪役ではあるが、サムソンへの受け入れてもらえない愛ゆえというところで、毒があるが本来ならかわいい女といった同情すべきところもある、不思議な魅力あるキャラクターになっている。 セシル・B・デミルは、もともと娯楽西部劇のジャンルが得意な監督でアクションは抜群に良い。 ワイヤーワークの特撮はさすがに大昔のものだが、乱闘シーンや、本物のライオンとの格闘は今でもかなりスゴイ。 サムソンの性格づけも、原典のやりたい放題なサムソンではなく、おとなしく、知的な男の中の男が、理不尽ないじめや暴力に耐えながら我慢に我慢を重ねてついに立ち上がるという、非常に共感を呼ぶものになっている。 (西部劇や現代のアクション、少年マンガでもこのタイプのヒーロー映画が一番燃えますね。) サムソン役のヴィクター・マチュアは「荒野の決闘」でドク・ホリデイを演じていた人だが、体格がよくサムソン役が実にハマっている。 古い映画だが、面白い作品は時代を超えると再確認できる。 これだけの傑作が、著作権切れの恩恵だろうけど、この値段は安すぎと思う。
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