
極上のエンターテインメント
ハワード・ホークスが本作を製作した、またはせざるを得なかった明確な動機が存在する。その動機とは「真昼の決闘」である。この映画をたまたま観たホークスは、劇中ゲーリー・クーパーがずっと孤立無援であることに大いに失望し、憤慨もしたらしい。そしてあてつけ気味に作ったのが本作である。
ジョン・ウェイン、ディーン・マーチン、リッキー・ネルソン、ウォルター・ブレナンのキャスティングが最高。最初は彼らのチームワークはバラバラだが、様々な困難を克服して徐々に団結して悪に立ち向かっていくさまが感動的。孤立無援な人など誰もいない。ヒロインはアンジー・ディッキンソン。ウェイン本命だが、もちろん他の人たちにも優しいぞ。お色気あり、唄あり、もちろんハデなガン・アクションもあり、最後はあっと驚くダイナマイト攻撃で、最初から最後までまったく飽きることがない。天才ハワード・ホークスの面目躍如たる大傑作。極上のエンターテインメント。なんで今のハリウッドはこういう映画を作れないのだろう。
ちなみに私が子供のころはTVの映画番組で本作を何度も観た記憶がある(本作だけでなく「ハタリ!」や「エルドラド」も定番でしたね)。現在の映画番組の主流は同じハリウッドでも、おぞましい殺人や暴力が氾濫する映画ばかりではないか。なぜこのような健全で前向きでよくできた映画を放送しないのだろう。

西部劇の黄金時代の名画
義理と人情、笑いと涙。逆境にあっても貫かれる正義。正に西部劇の黄金時代の名画。「ライフルと愛馬」の名曲に乗せて、孤立無援で立てこもりへとつながっていく。個性豊かなキャラクターの組み合わせが実にうまく泣かせる。敵が演奏させるのはアラモの砦で鳴った「皆殺しの歌」。そして・・・ラストの爽快感も西部劇ならではのものだ。

躍動感があり起伏に富んだ起承転結にまとめ上げた屈指の傑作の1本
完全な勧善懲悪なストーリーに、恋、友情、颯爽としたアクションありで見せ場が多く観ていて気分爽快になる作品です。J・ウェインは腕っ節は強いが情け深い役を颯爽とD・マーチンとR・ネルソンのデュエットは物語に効果的な上安らぎを与える感じで、終始高いテンションを維持しながら躍動感ある起伏に富んだ起承転結にまとめ上げた屈指の傑作の1本に思います。より綺麗な画質になっていることも楽しみです。